第10位としてまずご紹介するのは、エアキング 116900です!
確かにエアキングは、現在デイトナやGMTマスターIIほどの花形ではなく、品薄続きで「正規店での購入はほぼ不可能」と呼ばれるスポーツロレックスの中でも、稀に出会える・・・大きく価格高騰はしない・・・そんな立ち位置のモデルであったかもしれません。
しかしながらエアキングそのものにフォーカスしてみると、決して不人気モデルとか地味だとか、そんなことはありません。
エアキングの歴史は1940年代から始まりました。
初代エアキングとして生まれたRef.4925は文字盤に「Air-King」とプリントされており、これがそのままエアキングのペットネーム(愛称)となります。そしてこのエアキングこそが、現行ロレックスの中で最も古いペットネームを持つモデルとなりました。
もっともエアキングは、エクスプローラーIやサブマリーナなどと異なりデザインコードを必ずしも初代から踏襲しません。
例えばRef.4925の次世代に当たる5500、三代目の14000と四代目の14000M、2007年に登場した114200、そして現行の116900いずれもかなり雰囲気が変わります。
114200までは「オイスターパーペチュアルの中の一モデル」といった位置づけであったためでしょう。
エアキング 116900